機能分散型総合博物館

博物館には資料の収集・保管・展示・教育という役割があります。また、その展示内容により、「人文科学系」、「自然科学系」の博物館があり、その両方を扱う博物館を「総合博物館」と呼びます。

須坂市では「市立博物館」「笠鉾会館ドリームホール」「旧小田切家住宅」「ふれあい館まゆぐら」「文書館」「文化財保存活用倉庫」の6つの施設を連携して考えることで総合博物館を実現する「機能分散型総合博物館」構想を進めています。ひとつの施設に資料や機能を集めるのではなく、分散させることで各施設の特徴を明確にし、各館が受け持つ専門的分野・テーマに関して展示や機能を充実させていきます。

また、須坂市の「まるごと博物館」は「建物の中で展示物を見る」というイメージから脱却して市全域を博物館と捉え、あらゆるところで文化財に触れ、それらを通じて地域の文化を学ぶことのできる仕組みです。機能分散型総合博物館は「まるごと博物館」を具現化するための施設として、周辺の歴史や文化を一体的に学習することができ、地域への理解を深めていただくことを目的に、立地条件を活かした個性的な展示を行っていきます。

関連リンク

須坂市が目指す新しい博物館~須坂市立博物館基本計画~(3.8MB)